タトゥーと婚活のリアルな関係|相手がタトゥーを入れていたらどうする?

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タトゥーと婚活のリアルな関係|相手がタトゥーを入れていたらどうする?

婚活中の皆さん、こんにちは。
今日はちょっと考えさせられるテーマ、「交際相手のタトゥー」についてお話ししてみたいと思います。

先日、Yahoo!ニュースで目にとまった記事がありました。タイトルは「見合い相手に『小さなタトゥー』…韓国・即断りの女性に紹介者『神経質すぎる』」というもの。

内容としては、見合い相手の男性に小さなタトゥーが入っていたことが理由で、女性がすぐにお断りをしたというエピソードでした。

※元記事はこちらを読んでください: KOREA WAVE

ここ数年、特に若い世代では刺青やタトゥーに対して寛容な価値観が広がってきています。ファッションや自己表現の一部として、あまり深く気にしないという人も増えました。

とはいえ、いざ「自分の交際相手がタトゥーを入れていたら?」と考えると、判断に迷う方も少なくありません。
今回は、婚活における「タトゥーとの付き合い方」について、婚活カウンセラーとしての視点から、なるべく偏りのない形でアドバイスしてみます。

交際相手がタトゥーを入れていたら? 価値観と将来設計を確認しよう

婚活において大切なのは、相手の外見ではなく「人となり」と「価値観の一致」です。
ですが、タトゥーにはまだまだ社会的な偏見や不安も残っているのが現実。タトゥーに寛容な20代の人たちでさえ、自分の交際相手がタトゥーをすることについて、約60%以上の人が否定的な意見を持っているという事実があります。


さらに、就職や転職での不利益、温泉や公的施設での制限、子育てや親族との関係など、将来的な影響も視野に入れる必要があります。ここでは、刺青がある方との関係を考える際にチェックしたい3つのステップを紹介します。

出会いの段階で確認すべきこと

プロフィールの情報を丁寧に見る
結婚相談所やマッチングアプリでは、タトゥーの有無が記載されていないケースも多くあります。プロフィール写真だけで判断せず、会話の中でさりげなく確認していくことが大切です。


タトゥーの背景を尊重して尋ねる
「なぜタトゥーを入れたのか」「どんな意味があるのか」を聞くのは失礼ではありません。ただし、興味本位や否定的な口調にならないよう、相手の人間性を知る一環として丁寧に尋ねましょう。

関連記事: 婚活に成功するためのリフレーミングの活用法

価値観を深く知るための対話

将来の生活設計に対する考え方
タトゥーがあることで生じる可能性のある生活の制限について、相手がどう考えているのかは重要なポイントです。たとえば、「子どもができたらどう説明する?」「親との顔合わせは?」など、具体的な視点で確認しましょう。


オープンな姿勢を持っているかどうか
タトゥーの事実を隠して付き合おうとする人は、信頼関係に影を落とす可能性があります。しっかり話してくれるかどうかは、誠実さのひとつの指標です。

関連記事: 婚活で大事なのは価値観の一致だけじゃない? 成功のための、もう一つの考え方

結婚を視野に入れたタイミングでの確認事項

家族・親への説明を一緒に考えられるか
「どうやって親に説明する?」「親族の反応が厳しかったら?」そんな現実的な課題に、一緒に向き合えるかを見極めましょう。


子育ての価値観が一致しているか
タトゥーを子どもにどう伝えるか、子育ての方針は一致しているか——これは、結婚後の生活を左右する大きなテーマです。


除去の選択肢もあるか?
過去にタトゥーを入れた人でも、「今は消したいと思っている」という方もいます。事実、タトゥーを入れたことを後悔している人の割合は90%を超えているという調査結果が出ています。消すかどうかが重要というより、その姿勢や理由にこそ注目したいところです。

自分にタトゥーがある場合、婚活で気をつけたいポイント

一方で、「自分にタトゥーがある」という方も、婚活においては戦略的な工夫が必要です。以下に、相手に信頼してもらいやすくなるポイントを紹介します。

タトゥーの話題は、信頼関係ができてから

最初から隠すのではなく、相手があなた自身をある程度理解してくれた段階で、自分の言葉で話すのがベストです。
「なぜ入れたのか」「今どう考えているのか」など、誠実に伝えることで、信頼につながります。

外見以上に“中身”で勝負する

タトゥーの有無だけで人を判断する人は減ってきていますが、それでも第一印象は大切です。
清潔感、話し方、姿勢、趣味や仕事への取り組み方——こうした“ふるまい”が信頼を支えます。

リスクや周囲の反応に対する配慮を見せる

「親にどう紹介する?」「子どもにはどう話す?」という現実的な課題に対して、対策や考えを持っていることは大きな安心材料になります。

偏見に対して攻撃的にならない

「タトゥーを受け入れられないのは時代遅れ」と一方的に断じると、相手を責める印象を与えてしまいます。攻撃的な姿勢は、「やっぱりこのような人は…」というバイアスを強めてしまうだけで逆効果です。

むしろ、「驚かせたかもしれないけど、何でも聞いてください」といった、対話の姿勢が信頼を高めます。

タトゥーと向き合う婚活は、「正しさ」より「理解と対話」がカギ

結婚は「ふたりの気持ち」だけでなく、「家族や親戚・社会との関係性」も伴う大きなライフイベントです。

タトゥーの有無だけで結婚の可否を決める必要はありません。


しかし、タトゥーが理由で厳しい現実に直面せざるおえない状況に直面することがあるのも事実です。価値観や未来の暮らしへの考え方を丁寧に確認していくことが、後悔しない婚活のカギです。

誰かを好きになること、その人と家庭を築くこと。
どちらも簡単ではありません。でも、相手を理解し、自分の考えも誠実に伝えることで、乗り越えられる壁もきっとあるはずです。